中島みゆき(なかじま・みゆき)さんは、1952年2月23日生まれ、北海道札幌市出身のシンガーソングライター・作詞作曲家・ラジオパーソナリティです。1975年のデビュー以来、『時代』『悪女』『空と君のあいだに』『地上の星』など、日本音楽史に名を刻む名曲を数多く生み出してきました。
活動歴は50年近くに及び、CD売上・印税・ライブ興行・楽曲提供など、音楽業界におけるあらゆる収益パターンを網羅している中島みゆきさん。その推定年収は約2億5,000万円とされており、現在は表立った活動が少ないながらも、驚異的な“ストック型収入”で高収益を維持しています。
楽曲印税だけで年間1億円超え
中島みゆきさんは、作詞・作曲をすべて自身で手がけるアーティストとして知られており、JASRACに登録されている作品数は700曲以上。その多くが現在もテレビ・ラジオ・カラオケなどで頻繁に使用されており、印税だけで年間1億〜1億2,000万円の収入が発生しているとされています。
代表曲『地上の星』『銀の龍の背に乗って』『空と君のあいだに』などは、今なおドラマ再放送やNHK特番などで使用されるため、ロングセラー印税の恩恵が続いています。
楽曲提供・カバー曲からも高額収入
中島さんは、自身の作品だけでなく、研ナオコ、工藤静香、TOKIO、ももいろクローバーZなど数々のアーティストに楽曲提供を行っています。また、中島作品をカバーするアーティストも多く、カバー楽曲使用による著作隣接権収入が年間3,000万〜4,000万円程度あると見られています。
特に工藤静香さんへの提供楽曲は大ヒットが多く、ファン層も重なっていることから、印税の相乗効果も見込まれます。
再発CD・配信・アルバム売上が好調
新作リリースは減ったものの、既存アルバムの再販、ベスト盤、ライブ音源、アナログ盤、サブスクリプション配信などでの売上が依然好調です。『中島みゆき・21世紀ベスト』などはロングヒットを記録しており、年間2,000万〜3,000万円程度の売上収益があると推定されます。
サブスク世代の若年層からも再評価されており、Apple MusicやSpotifyなどでの再生数も安定しています。
舞台・ラジオ出演などの“現役感”
演劇的要素を取り入れた音楽舞台『夜会』シリーズや、長年続けているラジオ番組『中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ(※現在は終了)』など、表舞台でも“現役”を感じさせる活動が続いてきました。現在も音源制作や舞台演出に関わっており、制作関係の報酬として年間1,000万円前後の収入があると見られます。
中島みゆきの推定年収内訳
項目 | 推定収入 |
---|---|
楽曲印税(作詞・作曲) | 約1億2,000万円 |
楽曲提供・カバー使用料 | 約3,500万円 |
CD・アルバム・配信売上 | 約2,500万円 |
舞台・ラジオ・演出関連収入 | 約1,000万円 |
その他(映像使用料・出版等) | 約6,000万円 |
合計 | 約2億5,000万円 |
“歌わなくても稼げる”アーティストの象徴的存在
現在の中島みゆきさんは、テレビ出演やコンサートなどの露出は少ないものの、その存在感は衰えを知りません。これまでに積み上げてきた名曲の数々が、彼女の代わりに今も稼ぎ続けており、まさに“歌わずして年収億超え”を体現する存在です。
印税という“ストック型ビジネス”の威力を世に知らしめた象徴的アーティストと言っても過言ではありません。
今後も伝説的地位と収入は続く見通し
今後は生前のうちに自らの楽曲をどう残すか、“音楽資産の承継”に注目が集まる可能性もあります。CDからサブスク、そしてメモリアルアーカイブへ。彼女の音楽はこれからも世代を超えて聴き継がれ、数十年先まで収入が発生し続けることが予想されます。
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