デヴィ夫人の旦那はインドネシア初代大統領スカルノ
日本のテレビ界で「セレブキャラ」としておなじみのデヴィ夫人。その華麗な経歴の中でもとくに注目されるのが、彼女の旦那がインドネシア初代大統領スカルノであったという事実です。単なるセレブではなく、歴史の大舞台に立った一人の女性として、多くの注目を集めてきました。
出会いは外交の一環だった
デヴィ夫人がスカルノ大統領と出会ったのは、1959年ごろのことです。彼女は当時「日本を代表する美しい女性」として政府関係者の推薦でインドネシアに渡り、外交の一環としてスカルノ氏と接点を持ちました。
その後、スカルノ大統領からの強い希望により正式に第三夫人として迎えられることになります。当時のインドネシアでは一夫多妻制が認められており、デヴィ夫人の結婚は形式としても合法的なものでした。
国際結婚という新たな人生の始まり
スカルノ大統領との結婚は、当時の日本でも大きな話題となりました。若くしてインドネシアの大統領夫人となったデヴィ夫人は、文化の違いに戸惑いながらも、徐々に公的な場にも姿を見せるようになります。
夫であるスカルノ氏は、当時インドネシア独立を果たしたばかりの国のトップであり、政治的にも非常に影響力のある人物でした。デヴィ夫人もその立場にふさわしい気品と知性を身につけながら成長していきました。
スカルノ大統領との関係と晩年の別れ
スカルノ大統領は晩年、政治的に孤立し、1967年に大統領の座を追われます。以降は軟禁状態に置かれるなど厳しい状況に置かれました。その頃から、デヴィ夫人とスカルノ氏は距離を置くようになり、やがて別々の生活を送るようになります。
1970年にスカルノ大統領が亡くなるまで、夫婦として完全に断絶することはありませんでしたが、政治の影響もあり、事実上の別居生活だったと言われています。
スカルノとの結婚がデヴィ夫人の人生を変えた
デヴィ夫人にとって、スカルノ大統領との結婚は単なる愛情の結びつきにとどまらず、国際的な視野と政治的教養、セレブとしての基盤を築く大きなきっかけになりました。
彼女はその後、日本に戻り、タレント・文化人として活動を始めますが、常に「元大統領夫人」という肩書が影響力を持ち続けています。彼女の華やかで強い個性は、スカルノ大統領との日々を通して磨かれていったとも言えるでしょう。
まとめ
デヴィ夫人の旦那は、インドネシアの初代大統領スカルノ氏という世界的に有名な人物でした。外交的な出会いから始まり、正式な結婚を経て、彼女は若くして国際舞台に立つこととなりました。
その結婚生活は決して平坦ではありませんでしたが、スカルノ大統領との出会いがあったからこそ、現在のデヴィ夫人が存在しているのです。彼女の人生はまさに歴史の一部であり、今後も語り継がれていくことでしょう。
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